雪…元気ですか…?
あれから、もう2年が経ちます。
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「あ゙~ちょ~憂鬱…
なんで受験なんてあるの…?」
親友の沙代と一緒に学校に登校していると
沙代はボソッとつぶやいた。
『仕方ないよ、
3年なんだから…。』
あたしがフォローしようとすると校門のほうでがやがやざわめいていた。
「なんだろ…
行ってみよ!!」
沙代が走り出した。
『えっちょ…まっ!!』
あたしも走り出した。
「あっ」
プップー
なんてバイクの音がした。
ま・さ・か
ブロロロロロ~~
『おっはよー夏!!』
ちょっまてお前バカか…
うちの学校ってバイク通学なしやよな…
しかも、お前まだ15だよな…
無免だよな…
おい!!
学校まで来ちゃまずいだろ!!
「相変わらずやることが派手だよね…」
『ばか…
学校まで来てどうすんの?』
「え?」
『え?じゃくて…』
「やーだって寝坊しちゃったからさ…」
正真正銘のバカだ…
もういやになる…。
でもこんなやつがスキな自分がいる。