普通のマンションの駐車場で車をとめた
おそらく、ここが家みたいだ
名前も知らない人の車に乗り、家にも行く
自分でも、危ないことをしているのはわかっていたけど、今さら引き返すことも出来ない
もうどうなってもいいと思っていた
いっそ、死んでもいいとも思った
車のドアをまわってきて、開けてくれた
「どうぞ!」
車を降りて、その人の後ろをついて歩いた
エレベーターに乗った
「俺、りゅう。きみは?」
エレベーターの沈黙の中、名前を聞かれた
「まなみ。」
そう、小さな声で言った
聞いて来たのはそれだけ
結構大きなマンションだった
5階に着くと、降りた
そして、りゅうが鍵であけ、ドアが空いた
すると、りゅうはまなを先にいれてくれた
小さな気遣いができる優しい人だなっと思った
