時は平安時代末期。


 わたくしの名はわらび姫。



 あまり有名ではないが一応こう見えても貴族である。




 「さくら見て!!桜がきれいよ!!さくらもきれいだけれどね(笑)」


 
 「姫様!!そんなことはいいので今様(うた)の練習をいたしましょう!!」



 「いやよ!!昨日もやったじゃない!!それにまだ14よ!!」


 最近今様ばかりよ!!たまには外遊びもしたいよ~!!!!



 「でも貴方様には婚約者の道形(みちかた)様に白拍子の舞を見せる指名があるではないですか!!!」



 



 あーそーだった。。めんどくさーい



 「でも道形様には正室がいらっしゃるじゃないの!!!」