今日も

モカがある。

その上にはホイップクリーム。

もちろん、たっぷりと。

マスターはにこやかにあたしたちに視線を送りケーキを作る。

駆け回るフランと無邪気に戯れるキミ。

窓は白く曇り、店内は赤や緑の装飾品に彩られ始める。

そう書き綴り、ペンを置く。

日記をゆっくり閉じて、モカを口に運ぶ。

甘い香りとともに。