「ねー仲良くしよ?」




あの女の子だ。




「あたしは友達なんかいらない」



「そんなこと言わないでさー?」



「しつこい子嫌い」




「お前そんな言い方しか出来ねー?可哀相な奴」




出たょ




苛立たせる天才くん。




「はー?喧嘩したいの?」




「女なんか相手にしない」




「うちは稟!!」





慌てて自己紹介し出す女の子。




「で、こっちが星也」



そう言いながら苛立たせる天才を指さした。




「でっ!こっちが守」




もう一人の男に指さした。




「で?あなたは?」




「あんたらに教える名前なんか
あるわけないし」



「唯」



え?




星也が何であたしの名前知って?



「そーなんだ!よろしくね」




なんだかんだで勝手に友達に
なってしまったあたしたち。