あれ?いくら待っても当たらなかった。




「おい。お前何麗花を殴ろうとしてる?
こいつが誰だかわかってんのか??」





「あなたは。白虎の斉丞要さん。


もしかしてあなた今白虎にいるの??」



「だったら?」



なんか嫌な予感がする。



「あなたみたいな方が暴走族と関わってるって知ったらどうなるだろね??笑
貴方の家はもちろん、白虎のみんなにも迷惑をかけるのでは??

白虎が姫川財閥の令嬢をたぶらかしてるって。」




「黙れ。」


私は少し殺気を出した。



こんなんで怯えるなんて

今の私は昔とは違う。こいつの家ぐらい簡単に潰せるんだ。



「なっによ......
麗花が生意気なのよ」




「誰にそんな口聞いてるんですか??
私が本気になればあなたのお父様の会社なんて1日で潰すことだってできます。
覚悟しててください。この私を、白虎を、私の父の会社を侮辱したのですから。
明日の今頃にはあなたたち家族は家もなく途方に暮れているのでは??」




私は姫川の令嬢としてこいつに言ってやった。



「なっ.....」



面白い。だんだん顔が青ざめてってる。


「さっさと私の前から消えてくれないかしら??
それとも本当に潰されたいのかしら??」