――――――――――――――――――――――――――――――





「......ウッ。」





よわっ




ものの数分で喧嘩は終わった。

もちろん勝ったのは要。






「要。強いね」



「フッ。あっちが弱いだけ。」


「そだね。



それより女の子は??」



私は周りを見渡した。




いた。体を丸くして震えている子が。



服はそんなに乱れてないから、きっとヤられてはないだろ





「大丈夫??」


私はものすごく優しく尋ねてみた。



「グスッ。大丈夫。ありがと。」


その子が顔をあげた。



私は女の子の顔を見て固まった。