~wild eye~【完】

「火龍は俺らの憧れの族だからな。」

「うん。特に“風龍”って男が1番憧れてるんだ。」


「“男”か・・・・」



「それがどうした??」




「その風龍が女ってことは??」



「はっ??そんなのぜってーない。あんなに喧嘩強くてかっこいい奴は男だ」




フッ男か・・・

ほんとは私が風龍だって知ったらどうなるだろ・・・







「そのみんなの憧れの風龍が女だって言ったらどうする??」



「あははは何言ってんだ???女なわけねーだろ。」


















「............女だよ。風龍って」






「はっ??」



「だから絶対女なの。みんなは信じないかもしれないけど」