と言っても梨乃は小学校から一緒の仲で、一番信頼できる女の子。 明るくて、元気だし、私とは割と正反対の性格…だからこそ、今まで仲良くやれているのかもしれない。 今は、期末テストが終わり、春休み目前の午前中授業。 午後は丁度暇だったので、 「うん!いいよ…」 と言おうとしたところで、 「おいこら、一ノ瀬。」 と後ろから肩を叩かれた。 こ、この声は…聞き覚えがある。 振り向くとそこには、