わかってる。





「欲しいなあ…」


私がネックレスを手にしようとしたとき


「ダメだよ」


雅樹がそれを制した。


「え、どうして?」


「…どうしても」


私がもう一度雅樹に聞こうと思ったとき


「雅樹じゃん♪」


と、雅樹を呼ぶ声が聞こえた。