何だか怖いと思ってしまう、夏目涼の瞳。 見た目からして怖いというわけではない。 あたしが言いたいのは、その瞳に隠された怖さのことだ。 さっき感じた。 夏目涼の瞳は怖い。 恐ろしいと言っても過言ではない。 最も恐れていること。 あたしは自分の心を読まれるのがなにより怖いのだ。 感じた。 夏目涼に読まれる、と。 あたしの心が丸見えになっていそうで恐い。