神様がくれた夏




背中をゆっくりさすられる。


その手は温かい。



「大丈夫だ」



「…うん」



「俺がついてる」



「…うん…っ」



大丈夫だと、何度も何度も何度も何度も繰り返す。


それはまるで何かの呪文のよう。



「ねぇ」



「なんだ?」



「これが終わったら言いたいことがある」



「うん」



「聞いてくれる?」



「あぁ」