(後悔は…してない) なんて、何度も何度も心の中で呟く。 それはもう一体どのくらいやっていたことだろうか。 夏目涼と別れて学校へ戻ってから、あたしは職員室に乗り込んで正直に全てを話した。 先輩に襲われたこと。 それに対して夏目涼があたしの代わりに怒って殴ってくれたこと。 夏目涼を助けることしか頭になかったから恥ずかしくはなかった。 ただ、あたしを見る目を見ることが悲しくて苦しかった。