答えが知りたい。 聞かなくてはいけない。 じゃないと彼は退学になる。 あたしの前からいなくなってしまう。 あたしは上半身を起こすと、目を瞑っている彼に掴みかかった。 「それは…あたしのせい…?」 声が震えた。 手も震えている。 情けないな。 泣きそうだ。 すると彼はゆっくりと目を開けた。 そして言った。