「水涼?」 ほのか顔をまともに見つめることができなかった。 きっと今のあたしの表情はとんでもないだろう。 だからあたしは俯いた。 こんな酷い表情は見せられない。 (ダメだ…っ) 一度気になってしまったらどうしようもない。 疑う自分と拒否する自分。 勘違いであってほしい、自分の脳裏を駆け巡る想像。 「ねぇ…っ」 どうか間違いであって。 「な、何…?」 いきなりドアを開けて教室から飛び出してきたことに驚いた女の子たち。 申し訳ないと思いつつも、あたしは言葉を口にした。