ガラッ!! 「輝ちゃん!昴君!」 「あ…雅にい!!」 「車に跳ねられたって…連絡もらって… 昴君…大丈夫?顔色…」 「雅にい!!…あの、あのね… 昴ね…少し風邪気味なの。だから…だからね…」 「輝ちゃん…嘘はよくないよ?」 「あ…」 そうだよ…姉ちゃん。 僕は風邪なんてひいてない… ただ、お腹が空いてるだけ。 …あれ? じゃあ何で食べる気になれないんだろ? 「ちょっと待ってて。先生と話してくる」