「おい怪力女!教師投げ飛ばしたんだって?」



いたいた、普通にあたしに話しかけてくるむかつく男が。


康介はニヤニヤしながら近づいてきた。



「お前将来レスラーにでもなれば?」


「やだし、お前に将来決められたくありませーん」


「せっかく人がおすすめの職業教えてやったのに」



何がおすすめの職業だ。


本当に頭くる。



「しかしあの教師も頭おかしいよな、こんな怪力女に興味持つなんて」


「頭おかしいよ、僕は」


「へー…って!」



康介の背後には颯先生がいた。