「てなわけで鬼ごっこやろう!」


「鬼ごっこ?」


「これなら道具使わなくて済むし」



満面の笑みで颯先生は言う。


まああたしもちょっとは助かるし先生に向かって怪力は発揮しないからいいか。



「んじゃ鬼は誰がやる?」


「はーい、わしやりたい!」



イキイキと手を挙げるトミさん。


いや、トミさん年齢的に考えるとずっと鬼のような…



「じゃあ名島先生で!」



鬼、トミさんかい!



「じゃあ1数えたら走るぞ」



短いだろう!