あたしを好きになったのは先生




体育館から出てあたしは裏庭に来ていた。


あたしは芝生の上に腰を下ろす。



「あたしだって体育やりたいよ…」



もう高3。


体育は本当に大好きだから楽しみたい。


けど楽しむことができないのが現状。


高3の体育ぐらいやりたいよ…



「何してんの、明良ちゃん」


「え」



聞き慣れた声が聞こえたので後ろに振り返った。


そこにいたのはニコニコと笑っている颯先生。