あたしを好きになったのは先生




これを昔からやってきたせいか学校からなるべく体育をやるなと言われるようになる。



「自分で力の加減できないの?」


「あたし体育大好きなんです」


「だから楽しすぎて力の加減ができないか」


「はい…」



体育が嫌いだから体育をやらないわけじゃない。


あたしが体育に参加するとみんなに迷惑をかけるからできない。



「でも見てるのはつまんないでしょ?」


「いいんです、もう慣れたことですし!」


「竹部さん…」


「あたしトイレいってきます!」



あたしは立ち上がり走って体育館から出た。