あたしを好きになったのは先生




「ぐーぐー」



机に伏せて寝息をたてている白髪頭の先生がいた。



「名島先生!あなたいつも寝てばかりで…!」


「年も年なんですからしょうがないですよ」



白石先生は怒鳴って安井先生は苦い笑いをする。



「名島富男先生、社会科の先生でねこの学校にも長く勤めているんだよ」


「そうなんだ…」



長く勤めているのにあたし名前すら聞いたことないや。


姿もあんまり見たことないし。


どうしてだろう?