そして終礼もすべて終わってあたしは広崎先生の待っている外に出た。 外で待ってるって言われてもどこにいるんだ? 「明良ちゃん!」 あたしは自分の名前が呼ばれて後ろに振り返った。 広崎先生が手を振っていた。 「来てくれてありがとう!」 竹部明良はあたしだったのか… 「あの…あたし先生のこと見覚えがないんですけど」 「そりゃそうだよ、明良ちゃんとは短い付き合いだったから」 「え?」