「……あの……?」 流石にここまで無反応、というのも居心地が悪い。うかがうように首を傾げたら、ジャージ美人はフンと鼻を鳴らして走っていってしまった。 ぽつねんと取り残された花那。そして絶滅危惧種なのに手酷い扱いを受けた不良A・B。 だが だがこの瞬間、確実に花那の両目はハートマークになっていたのである。