彼女と出会ったのは。夏だったか秋だったか。それとも冬か春だったろうか。

自分はきっと通常とは別の次元にいて、彼女はきっとその別の次元の人間で…。

女子高生と知り合った。女子高生が自分の部屋を出入りしている。

その現実が非現実だとしか思えなくて、つい妙な考えをめぐらせてしまう。

もしかしたら彼女は、頭がイカれた自分がつくりだした幻想なのかもしれない。