「ジャンボ機が入ります。」

それが、問い合わせた福留の質問に対し、藤谷の上司がした答えだった。


全明空の羽田空港の整備所を使えるというのだ。


藤谷は、数人の仲間と、現地に行かなくても東北の方の力になれるこの活動に参加していたのだ。

そして、発生したこの問題を上司に話したところ、場所提供の話が出たというのだ。


「ありがとうございます…。」

福留がお礼を述べると、

「当日の手伝いも、社内募集しておきますね。」

と、藤谷の上司はさらに福留を喜ばせてくれたのだった。