「お前さぁ、まだ信じてねーの?
ヒロキは今でもお前が好きなんだよ!
何言われたか知らねーけど、ちゃんと理由があって言ってんだよ」
トモヤの強い言葉に、あたしは顔をあげた。
ほんとに?
あたしはヒロキを信じていいの?
ヒロキへのこの想い、消さなくていいんだね。
「あとは、ヒロキに直接聞け」
トモヤはそう言って、あたしの頭をポンポンっと撫でた。
トモヤは何かあった時いつも、あたしの頭を撫でてくれるの。
トモヤが頭を撫でる度に、勇気や元気もらってるの、トモヤ気付いてる?
あたしにとってトモヤは、救世主だよ。

