彼女をソファーに座らせ
りんごジュースを出した。

妊娠中のカフェイン摂取は
あまり良くない。



『あのーあなた陸と、どういう
関係?』

先に口を開いたのは桜子。

彼女は自分の苦手なタイプ
にはとことんぶつかって行く。


ある意味、性格がハッキリ
していて羨ましい。




『光ちゃん返して下さい』


へっ?


あたしと桜子はその言葉に
驚いた。



『光ちゃんって…光星?』

その子と光星はどういう関係
なのだろう…
そう呼ばれているくらいだと
親しい中だったのかな…


『そうです。あたしとこの子
の光星ちゃん返して!!』


いきなりその子は泣き出した。