ふわり、背中から甘い香りに抱きしめられた。 そして、視界を遮る大きな掌。 「ダメ…コイツは俺のだから」 頭上で聞こえた低い声。 「…レオくん?」 覆われた手に自分の手を重ねた。 「ふっ…珍しく本気なレオ見たなぁ…」 ゆっくりと外された手が掌に重なり、指を絡めとる。 「モモだけは誰にもやんねー」 くいっと口角をあげ、レオくんは挑戦的に微笑んでみせた。 「……っ…//…」 レオくん…何だか胸がドキドキします。