「あのっ…」


「レオなら教室戻ったぞー?ちなみにもう昼…モモちゃん寝過ぎ」


「ぎゃっ、お昼?!」


「そっ昼!さぁて、俺もメシ食ってこよ」


「レオくん先に戻ったんだ…起こしてくれれば良かったのに」



ぶつぶつと文句を言って、プクッと頬を膨らませた。


そんなモモを横目に、レンは心の中で呟いたのだった。


『覚えてねぇとか…はぁーっ、レオもかわいそうに…』



鷹森先生って、レオくんのお兄さんだったんだぁ。



てゆうか…何でため息?



もしかして…編入初日にお昼まで寝ちゃうわたしに呆れてる…。



とか?