「じゃあ…ヒロくん…で、いい…のかな?」 「ヒロでいいよ♪」 そう言って、ウサギのように愛らしいヒロは、またにっこりと笑った。 二重人格でしょうか彼は?! 「あ、ヒロ…モモどこ連れてく?返せ!」 気が付けば、ヒロに手を引かれ教室を出ようとしていた。 それに気付いたレオが、モモを自分の胸に引き寄せた。 あ…レオくんの匂いだ。 わたし好きだなレオくんの匂い。 どうしたんだろわたし。 ドキドキが止まらないよぉ。