透けるような見事な金髪。



男の子なのに綺麗な顔してる。



「って…お前ダレ?」


「あ、春野モモです…今日からお世話になります」


「レオ…」


「ん?」


じっと見つめるわたしに、手を伸ばし頭をくしゃくしゃと撫でながら彼は言った。


「鷹森 レオ 《タカモリ レオ》…よろしくな」


ふっと笑って"んー"と、伸びをしたレオから目が離せない。



キュンです!



男の子に頭を撫でられるなんて…。



レオ君は魅力的な男子デス。


春野モモ初めての"キュン"体験です。


「モーモ…レオに惚れたなっ」


タマキちゃんに囁かれ、真っ赤になったわたし。


「そ、そ、そんなんじゃ…///」


「ふふっ、やっぱりカワイッ♪」


そしてまた、タマキちゃんはわたしを抱きしめたのだった。