「おっはよー沙月!ってありゃ…。メガネに戻っちゃったー!」


「えへへ…」


「どうしてよ!かわいかったのに!」


「なんか目が悪くなっちゃって…。」


薫には言えないな。あんなこと。

わたしはなんとかごまかし、教室へ歩いて行った。


足取りが重くなる。