「何かあったら言いなさいよ。」


優しくお母さんはわたしに微笑んだ。



それでも…。


わたしの心の傷は深い。


昨日のことを思い出し、また涙が出そうになった。

負けちゃダメだ。


ここでへこたれたら、あの時と同じ。


わたしは決心して、しっかりとした足取りで学校に向かった。