『調子乗るな!バカ!』 バコッ …。 人が信じられなくなった。 裏切りは恐い。 もう、助けるようなお人好しなマネはしない。 ひっそりとしてれば、目を付けられることもない。 でも、あの日がトラウマで、まっすぐに人を見ることが苦しくなってしまった。 レンズ越しに見る世界は万華鏡を覗いているときのように、くるくると変わっていく景色を見ている気分になれる。 だから、親に無理を言って眼鏡を買ってもらった。