頭を上げると、男の子が手を差し伸べてた。

「おーい。だ•い•じょ•う•ぶ?」

「うっうん!」

手を握ってやっとのことで立ち上がる。

顔を近くで見てやっと分かった。

すごくかっこいい…。かわいいとも言うのかな?

「あっ。眼鏡…」

床に置きっぱなしの眼鏡に気づいた。

すると、男の子は素早く拾ってくれた。

「はい!」