ピチチチ… 「うーん…いい朝!」 鳥のさえずりで沙月は朝目覚めた。 いつものことなのに、とても輝いてみえる。窓から覗くいつもの住宅街の景色が、なんだか懐かしく感じられた。 さっさと朝の支度を済ませて登校する。 「いってきまーす!」 スタスタと歩く。いつも猫背だから今日は面倒臭がらずに胸をはって。 「あっ!沙月おはよー!」