「はーい。」 そしてあたしも中に入って行った。 「…あのわたし駒ヶ谷あけみと申します。あなたは?」 お母さんが女の人に聞く。 あたしはお茶を入れながらそれを聞いていた。 「あっ、すみません。遅れましたが、松田しほと言います。わたしにもそちらのお子さんぐらいの子供がいましてね。」 「あ、そうなんですか。ちなみにこっちは駒ヶ谷瑠奈と言います。」 お母さんがそう言ったとたんしほさんは目を丸くした。 でも……松田…? まさか……。