「…あっ。もしよろしければ、お茶でもいかがです?助けていただいたお礼です。」 「いいんですか…?じゃあ、ちょっとだけ。」 女の人はあたしの家に入って行く。 その女の人はすらっとした手足に茶色い髪の毛。パンプスをはいて今どきの若い奥様だった。 どうやらこけたお母さんを助けてくれたんだろう。 でも……この顔だれかににているような…。 まぁーいいか。似てる人なんてたくさんいるんだもんね。 「瑠奈も早く入りなさーい。」