屋上につくと心地よい風があたしの髪を通る…。 そして総馬は何も今言わないまま屋上の角に連れて行く。 「…なぁ。瑠奈…。聞かせて?俺のことが好きすぎんの?」 何回聞いてくるのよ。 なぜかこういう顔になる総馬は初めて見た。 そしてあたしは覚悟を決めて総馬を見つめる。