ツンデレガール

急に誰もいないと思っていた屋上のどこかで声がした。



それも聞いたことのある声…。




この声は…。





「みう?」




「そうよ…。ったくあんたのことだからねー。で、なんでここに来たのよ?」





みうに言うほうがいい?こかん蹴ったなんて言えないし…。





「屋上は…くっ空気がきれいだからね…。あははは…。」





「うそつきねー。あたしにその程度のうそが通用するとでも?」





みうは笑いながらそう言う。




でもその笑いはすごく優しい目だった…。