4月。




私は今日、中学の入学式だ。





そして相性も合わない紫乃と
なぜか一緒に登校していた。








「ちょっと!蘭!早くー!」







腕を引っ張られてクラス表をもらう。




「蘭と一緒だったらいいなー」


思ってもないくせに。




どうでもいい恋愛に
紫乃は毎回つっかかってくる。







紫乃が好きになった男子は
必ずや私の席の隣になる。





お陰で私と紫乃が好きな男子は
仲良くなってしまうんだ。




そして加えてその男子が私の事が好きだと
噂になっている。


 


私としては恋愛なんてどうでもいいことだ。