少女よ大志を抱け!








「ん………」





目が覚めた。




良かった。





体調が悪かったりするとこういう夢を時々見る。










安心して起き上がったら頭が痛かった。





そっか。


さっきのか。





頭を触ると包帯がされていた。








誰が?


てかここどこ?


知らない部屋。













「起きたか?」






不思議に思っていたらドアを開けて入ってきたのはさっきのサラリーマンっぽい人。











「これ、アンタが?」



「あのまま放置する訳にはいかなかったからな。調子はどうだ?」

「割と平気。たいした怪我じゃないし」


「そうか?傷は浅かったけど出血がすごかった。まだ休んでた方がいいんじゃねぇか?」


「大丈夫。ありがとう。助かりました」






そう言って寝ていたベットから立ち上がった私だったが。








ストン























足に力が入らない。