あれこれして約一時間後。 「や、やっとついたぁー…」 豪華で綺麗な桜帝学園の校門。 つか、マジで遠かった……。 自転車通学とかいけるかな…。 すると、後ろからニュッと手が伸びて… ポンッ 「おつかれ。」 由憂が、あたしの頭に軽く手を置いた。 貴方にお疲れとか、言われたくないんだが……。 なんか、不思議な人。 というか、何年生なんだろう? とか思いながら、校門の中へと足を進めた。