猫系男子と犬系女子





ボーッと突っ立ってるあたしに由憂は声をかけた。




「どうしたの?中に入ろうよ。」

「う、うん…………え?」

「え?ってなに。」




入ろうよって、由憂ってココのクラスじゃないんじゃ…

由憂は、少し困惑気味のあたしを見て

ハァッ、と一つ溜息を漏らし、




がばっ




「ゔわっ!」

「っと、つか、軽。」




あたしを軽々と持ち上げた。




「ちゃんと食べてんの?」

「食べてますーだ!!じゃなくて…!!

おぉぉぉろぉぉぉせぇぇぇぇぇ!!!!」




そしてそのまま教室のドアを開けた。