猫系男子と犬系女子

へ!?どーいう事!?

ま、まさかあたしの事…!

あーやばい、今絶対顔赤い………

とかうつつぬかしてたら




ピンッ




「痛っ!」




突然由憂がデコピンしてきた。




「な、何すんのよ!!」

「1人で妄想の世界へ行ってたから。」

「も、妄想の世界………」




由憂に言われてハッとさせられる。

そんなの、あたしただの変人だよ…。

しかも、仮にも男子の前で……




「ほら、ついた。」




由憂がそう言ったから俯いていた顔を上げると、いつまにか教室についていた。