6月
修学旅行から帰りある学校の日。
「りんートイレいこー?」
修学旅行のおかげもあり席が近いのもあり、花音ちゃんと愛水ちゃんとの仲が一気に縮まりよく学校で一緒にいるようになった。
「いいよー」
おかげで退屈な学校の時間は勉強の時間だけ。
「ねー、りん!」
凛奈は呼びづらいからと、『りん』と呼ばれるようになった。
「ん?」
「まだ楓太のこと好き?」
全然!
まだっていうか楓太の事なんか好きになったことないし。
それは言わないでおいて・・透弥って教えちゃおうかな?
後から聞いた話だけど花音ちゃんは航平に告って、愛水ちゃんは透弥に告って、2人共フられたそうだ。
「実はさ・・透弥の方が好きなんだよね・・」
愛水ちゃんがダメだったんだもん、私も絶対ダメに決まってる。
私と愛水ちゃんだったら愛水ちゃんのほうが断然透弥に釣り合うと思う。
愛水ちゃんのが可愛いし明るいしスポーツ神経いいし!
「まぢで!?がんばってね!」
友達の好きな人好きになるなんて最低かもしれないけど・・。
ちょっと安心した。
「ありがとー。」
「で、告るのー??」
え
告るとか全然考えてなかった・・
これまで『あー、こいつのこと好きかもー』なんて思ったときも、告る気なんてさらさらなかったし!
「告んない」
「告ればいいのに!決まったら教えてね!!」
告ろうかどうしようか?
でも絶対フられるし・・フられて気まずくなるようなら告しないほうがマシだと思うけど。
前までは頭割れてるって言われてムカついてたのにな・・ムカついてた相手が好きだったなんてね。
透弥が私側の方を見てると可愛く思われたくて・・可愛い仕草しようとしてる自分がいる。
透弥の方見つめて目が合う事を待ってる自分がいる。
透弥の少しでも傍にいたくて、帰る方向が途中まで一緒だからなるべく近くで歩こうとしてる自分がいる。
こんな恋初めて。
これまでは『あぁ好きだーあははー』ってくらいしか思ってなくて。
これまで私が好きになった人とは、ほとんど両想いだったし・・こんな勝ち目のない恋したことない!!
7月6日
とうとう・・決心がついた。
私 足立凛奈11歳(まだ誕生日がきてないので)は 菊地透弥に告白します。
直接言うのは絶対無理だから・・手紙で。
昨日の夜がんばって文章を考えたラブレター。
ラブレター書くのって人生で初めてかも・・。
修学旅行から帰りある学校の日。
「りんートイレいこー?」
修学旅行のおかげもあり席が近いのもあり、花音ちゃんと愛水ちゃんとの仲が一気に縮まりよく学校で一緒にいるようになった。
「いいよー」
おかげで退屈な学校の時間は勉強の時間だけ。
「ねー、りん!」
凛奈は呼びづらいからと、『りん』と呼ばれるようになった。
「ん?」
「まだ楓太のこと好き?」
全然!
まだっていうか楓太の事なんか好きになったことないし。
それは言わないでおいて・・透弥って教えちゃおうかな?
後から聞いた話だけど花音ちゃんは航平に告って、愛水ちゃんは透弥に告って、2人共フられたそうだ。
「実はさ・・透弥の方が好きなんだよね・・」
愛水ちゃんがダメだったんだもん、私も絶対ダメに決まってる。
私と愛水ちゃんだったら愛水ちゃんのほうが断然透弥に釣り合うと思う。
愛水ちゃんのが可愛いし明るいしスポーツ神経いいし!
「まぢで!?がんばってね!」
友達の好きな人好きになるなんて最低かもしれないけど・・。
ちょっと安心した。
「ありがとー。」
「で、告るのー??」
え
告るとか全然考えてなかった・・
これまで『あー、こいつのこと好きかもー』なんて思ったときも、告る気なんてさらさらなかったし!
「告んない」
「告ればいいのに!決まったら教えてね!!」
告ろうかどうしようか?
でも絶対フられるし・・フられて気まずくなるようなら告しないほうがマシだと思うけど。
前までは頭割れてるって言われてムカついてたのにな・・ムカついてた相手が好きだったなんてね。
透弥が私側の方を見てると可愛く思われたくて・・可愛い仕草しようとしてる自分がいる。
透弥の方見つめて目が合う事を待ってる自分がいる。
透弥の少しでも傍にいたくて、帰る方向が途中まで一緒だからなるべく近くで歩こうとしてる自分がいる。
こんな恋初めて。
これまでは『あぁ好きだーあははー』ってくらいしか思ってなくて。
これまで私が好きになった人とは、ほとんど両想いだったし・・こんな勝ち目のない恋したことない!!
7月6日
とうとう・・決心がついた。
私 足立凛奈11歳(まだ誕生日がきてないので)は 菊地透弥に告白します。
直接言うのは絶対無理だから・・手紙で。
昨日の夜がんばって文章を考えたラブレター。
ラブレター書くのって人生で初めてかも・・。