「ふーっ、この靴おろしたてだからまだ履きにくいや。」

靴を脱ぎ終わったオルは、今脱いだ靴を手に持ち、消した。


……………消した?


「ええっ?!く、靴が消え…?!」

驚いてオルの手を掴む。
確かにこの手には靴があったのに!

「わわ…キリ、ちょ、手……」

「え?あっ、ごめんなさい!」

オルの手を掴んでる事に気付き
バッと離す。
かああ、と少し顔が紅くなり、
それを隠すように俯く。


なんて大胆な事を…!!


「えと、掴んでごめんなさい。
手品、初めて目の前で見たから…」

「ふふ、それは良いけど…
手品じゃないんだけどな~」

「え?手品でしょ?」

「いやいや、僕魔導師だからね、今のも魔法だよ?」