人々を掻き分け歩き進めて
大きな門にたどり着いた。

両脇には兵士…だろうか。
ピクリともせず立っている。

「お疲れ。オルフィセス只今帰った。」


そうオルが喋ると両脇の兵士同時に敬礼する。
オルは…偉い人なのかな。


「さあキリ、疲れたでしょ?
早く城に入って休もっか!」

ぐいっと腕をひっぱり、
ずんずんと進んでいく。

「え、あ、うん。」


そういえばずっと歩いてたな…
喉も乾いたかも。


豪華な廊下を歩いていくと
メイドさんみたいな人や兵士さんが私とオルとすれ違う度に頭を下げていく。


おお、お姫様ってこんな感じなのかな…なんて間抜けなことを考えていると、ピタリと大きな扉で足を止めた。