帰り道。



「え、ヤキモチだったの?」

「まあ、そおゆうこと。」


昨日からのことを話してくれた龍斗。


「そおゆうことだから、俺以外の
 やつに優しくすんの禁止な。」


そっぽを向いて言う龍斗の耳は

真っ赤に染まっていて。


わたしまで、真っ赤になりそう



「可愛いところ、あるんだね」


思っていたことを口にしてしまい、

咄嗟に口を手でふさぐ。