「わー、ひどい顔」 「はっきり言わないでよ、奈津」 朝、鏡を見ると本当にひどい顔してるわたし。 「なんかあったんでしょ?」 さすがにこんな顔になってると 心配になるのは当たり前だよね。 「やっぱ、分かっちゃう?」 「わたしを誰だと思ってるのよ!」 奈津といると自然に笑顔になる。 「話聞くからさ、まずはその顔なんとかしなよ。可愛い顔が台無しだよ~」